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【LEVEL42】マーク・キングのスラップが凄すぎる!・・・のに過小評価されている理由

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Jaco PastoriusやMarcus Millerは知っている。
でも、Mark Kingは知らない――。

実はそれ、かなり“もったいない”かもしれません。

海外のベーシスト界隈では、マーク・キングは昔から「人間離れしたベーシスト」として有名です。
特にスラップベースを語るうえでは避けて通れない存在であり、80年代のベースシーンを変えた一人とも言われています。

しかし日本では、Level 42自体が「おしゃれな80年代ポップス」として扱われることも多く、その異常な演奏力まで知られていないケースが少なくありません。

ですが実際は、

「歌いながら超高速16分スラップを弾き続ける」
「しかも曲中ずっと異常」
「なのにポップとして成立している」

という、とんでもないことをやっています。

この記事では、そんなマーク・キングがなぜ海外で“怪物級”として評価されているのか、そしてなぜ日本で過小評価されがちなのかを、ベース初心者にも分かりやすく解説していきます。

記事のポイント
  • マーク・キングはなぜ日本で過小評価されているのか?
  • マーク・キングとは何者なのか?
  • マーク・キングのプレイスタイル
  • 使用機材から見るマーク・キングの個性
  • 初心者こそマーク・キングを聴くべき理由
  • まとめ

マーク・キングはなぜ日本で過小評価されているのか?

まずはLevel42公式YouTubeチャンネルからこちらの動画をご覧ください。

「Mr.pink」という曲で、歌モノではないのですが、Level42の代表曲となっています。

この凄まじいベースプレイを見ればMark Kingがどれほどとんでもないプレイをするミュージシャンであるか、一瞬で理解していただけると思います。

なぜこれほどのベーシストがあまり知られていないのでしょうか。

本題に入ります。

海外ベーシスト界隈では“化け物級”として知られる存在

Mark Kingは、日本では知名度が高いとは言えないものの、海外のベーシスト界隈では「人間離れしたプレイヤー」として知られています。

特に1980年代のスラップベース史を語る際には、必ず名前が挙がる存在です。

しかも彼の場合、単なる速弾きプレイヤーではありません。

超高速スラップをしながら歌い、さらにバンド全体のグルーヴまで支配してしまうという、とんでもないことを平然とやっています。

実際、プロベーシストほどマーク・キングを高く評価する傾向があります。

それは「難しいフレーズを弾いている」だけではなく、“あのプレイを歌いながら何曲も維持している異常性”を理解しているからでしょう。

日本では「レベル42のおしゃれな人」で止まってしまっている

Level 42自体がそもそも日本ではメジャーではありませんが、知る人の中では「80年代のおしゃれ洋楽」「都会的なポップス」というイメージで語られることが少なくありません。

もちろんそれも間違いではありません。

しかし、その“聴きやすさ”の裏で、マーク・キングはかなり危険なことをやっています。

普通ならベースがここまで暴れれば、曲全体は崩壊します。

ところがレベル42は、ポップとして成立してしまっているのです。

これが逆に、マーク・キングの恐ろしさを分かりにくくしています。

「心地よく聴けてしまう」ため、初心者ほど異常性に気付きにくいのです。

ジャコやマーカスは知っていても、マーク・キングを知らない日本人ベーシスト達

日本のベーシスト界隈では、

  • Jaco Pastorius
  • Marcus Miller
  • Victor Wooten

あたりは比較的有名です。

ですが、そこから少し洋楽やフュージョンを知り始めた層でも、マーク・キングまで辿り着かないケースがかなり多い印象があります。

これは、レベル42がジャズ・フュージョン専門バンドではなく、“ポップバンド側”に分類されやすいことも理由でしょう。(注:レベル42は初期の頃、インストのフュージョン色が強いバンドでした)

しかし実際には、ベース難度だけなら一線級どころか、歴史的に見ても異常です。

むしろ「ポップスの中でこれをやっている」という点が、マーク・キング最大の恐怖かもしれません。

“凄すぎるのに自然に聴こえる”という最大の罠

マーク・キング最大の特徴は、「難しさが伝わりにくい」ことです。

例えば超絶ギタリストなら、速弾きで誰でも凄さが分かります。

しかしマーク・キングの場合、演奏が自然すぎるのです。

グルーヴとして完成されすぎていて、「難しいプレイ」に聴こえません。

ところが実際にコピーしようとすると、多くのベーシストが絶望します。

16分音符の粒。
右手と左手のコンビネーション。
ゴーストノートの量。
リズムキープ。
そして歌。

全部がおかしい

“サラッと流れていく”からこそ、逆に化け物なのです。

歌いながら弾いているせいで異常性が伝わりにくい

マーク・キングを初めてライブ映像で見た人は、かなり驚くと思います。

「え、これ歌いながらやってるの?」

という反応になりやすいからです。

普通、あのレベルのスラップを弾いていたら、演奏だけで精一杯になります。

ですが彼は、

  • ボーカル
  • ベース
  • リズム隊
  • パーカッション的役割

をほぼ同時に担当しています。しかも楽しそうにやる。

これがまた恐ろしいところです。

マーク・キングは「ベースソロが凄い人」ではない

ここは非常に重要なポイントです。

マーク・キングは、「ソロで一瞬だけ超絶技巧を見せるタイプ」ではありません。

曲中ずっと異常です。

Aメロでも弾きまくり、Bメロでも動き続け、サビでも16分が止まらない。

しかもそれで曲を壊さない。

一般的な超絶技巧プレイヤーは、どこかで“演奏を見せる時間”があります。

しかしマーク・キングは、曲そのものになっています。

だからこそ、凄さが逆に見えにくいのです。

個人的な印象では、AメロやBメロ時点で音数が既に多いので、ソロは逆に「そうでもない」と感じることもあります。笑

曲中ずっと異常なプレイを続けている恐怖

多くのベーシストがマーク・キングを怖がる理由はここでしょう。

「一部分だけ難しい」なら練習できます。しかし彼の場合、曲全体が難しい。しかも曲によってはテンポも速い。

さらにグルーヴまで要求されます。

単純なフィジカルだけでなく、持久力やタイム感、そしてボーカルとしての能力まで必要になるため、“総合力の怪物”として語られることが多いのです。

江川ほーじんがライバル視していた事実の重み

あの爆風スランプのベーシスト、江川ほーじんがマーク・キングをライバル視していたという話も有名です。

これはかなり象徴的なエピソードでしょう。

江川ほーじん自身、日本屈指の技巧派ベーシストとして知られています。

その人物が意識する相手だったというだけで、マーク・キングの異常性が伝わってきます。

しかも方向性も少し似ています。

どちらも、

  • 強烈なグルーヴ
  • スラップ主体
  • バンド内での存在感
  • 前に出るベース

を特徴としているからです。

日本のファンク系ベーシスト文化にも、マーク・キングの影響は確実に存在しているのでしょう。

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マーク・キングとは何者なのか?

実はドラマー出身だった異色のベーシスト

Mark King は、最初からベーシストだったわけではありません。むしろ本人が本当にやりたかったのはドラムでした。

父親に10ポンドのドラムセットを買ってもらったことがきっかけで音楽を始め、若い頃は完全にドラマー志望だったのです。

この時点で、すでに現在のプレイスタイルへ繋がる要素があります。

マーク・キングの演奏は、とにかく“リズム感”が特殊です。単なるベースラインではなく、打楽器的な感覚が非常に強い。それは彼が、元々ドラマー目線で音楽を捉えていたからなのでしょう。

実際、彼のスラップは「メロディを弾く」というより、“リズムを叩いている”感覚に近いです。だからこそ、あの異常なグルーヴが生まれたのかもしれません。

「客の試奏を見て覚えた」伝説的エピソード

マーク・キングの経歴で特に面白いのが、このエピソードです。

19歳でロンドンへ移住した彼は、楽器店へ就職します。しかし本当はドラム担当になりたかったにもかかわらず、募集されていたのはベース担当でした。

そこで“ベーシストということにして”就職したそうです。そして驚くべきことに、ベースの演奏は、

「客の試奏を見よう見真似で覚えた」

と本人が語っています。これは非常に面白いエピソードだと個人的には思います。そこから数年後には世界トップクラスのスラップベーシストになっているのですから・・・。

マーク・キングという人物は、音楽理論先行タイプというより、“身体能力とリズム感が先に完成していた天才型”だったのでしょう。

嫌々ベース担当になった男が世界的ベーシストになるまで

さらに面白いのは、彼が最初から「俺はベースで世界を獲る」と考えていたわけではない点です。

Level 42 結成当初、マーク・キングはまだドラマーでした。ところが、バンドにベーシストが必要になります。そこで彼が“しぶしぶ”ベースへ転向した。

結果として、その選択が音楽史レベルの出来事になりました。

もし彼がドラマーのままだったら、現在知られている「マシンガン・スラップ」は存在しなかったかもしれません。

しかもドラマー出身だったことにより、リズム感や16分連打の安定性、パーカッシブな発想が異常なレベルでベースへ落とし込まれていきました。

偶然から生まれた怪物、と言ったところでしょうか。

Level 42 結成から世界的成功まで

レベル42は1979年に結成されました。当時のイギリスでは、ファンクやジャズフュージョンの影響を受けた“ブリティッシュ・ファンク”ムーブメントが盛り上がっていました。

その中でもレベル42は、かなり独特な存在でした。なぜなら「ベースが主役級に前へ出ているのに、ちゃんとポップ」だからです。

普通なら、ベースが暴れすぎると一般受けしません。

しかしレベル42は、おしゃれで洗練されていてキャッチーでダンサブル、という要素も同時に成立させました。

1981年の「Love Games」で注目を集め、その後「The Sun Goes Down」で大ブレイク。

さらにBBCの人気番組「Top of the Pops」出演によって、一気に知名度を上げていきます。

80年代イギリス音楽シーンを支えた存在

レベル42は単なる一発屋ではありません。1980年代のイギリス音楽シーンを語るうえで、かなり重要な位置にいます。特に“演奏力の高いポップバンド”として、ミュージシャン人気が極めて高かったようです。

実際、当時のライブ映像を見ると分かりますが、演奏の密度が異常です。にもかかわらず、一般リスナーにも受け入れられていました。これはかなり珍しいケースでしょう。

また、彼らはアメリカ的ファンクと、イギリス特有の洗練されたポップ感覚を融合させています。

この独特な空気感は、現在聴いてもかなり個性的です。

MadonnaやEric Claptonらとの共演歴も凄まじい

マーク・キングとレベル42の凄さは、共演歴を見ても分かります。

彼らは1981年に The Police のツアーをサポート。

さらに1986年にはSteve Winwood、1987年にはMadonnaのツアーも担当しています。

さらに凄いのが、プリンス・トラスト・チャリティー・コンサートです。

ここでマーク・キングは、

  • Eric Clapton
  • Phil Collins
  • Mark Knopfler
  • Elton John

らと共演しています。つまり彼は、“ベーシスト界隈だけの有名人”ではありません。

1980年代イギリス音楽シーンの中心で活躍していた本物のトップミュージシャンなのです。

マーク・キングのプレイスタイル

そもそもスラップ奏法とは何か?

スラップ奏法とは、ベースの弦を親指で叩く「サムピング」と、指で引っ張って弾く「プル」を組み合わせた演奏方法です。

通常の指弾きよりも打楽器的な音が強く、ファンク系音楽で大きく発展しました。簡単に言えば「ベースでリズム隊の迫力を増やす奏法」という感じです。

しかし、Mark Kingは、このスラップを別次元へ持っていきました。

単なるアクセント技法ではなく、“常時発動するグルーヴマシン”へ変えてしまったのです。

Larry Grahamから続くスラップの歴史

スラップの始祖としてよく名前が挙がるのは、Larry Grahamです。

ドラム不在を補うため、ベースでリズムまで作ろうとした結果、この奏法が生まれたと言われています。

そこから、

  • Louis Johnson
  • Stanley Clarke
  • Marcus Miller
  • Victor Wooten

らによって、どんどん高度に進化していくわけですが、マーク・キングはその流れの一部でスラップを“イギリス流ポップミュージック”へ接続した人物です。

これがかなり特殊でした。

アメリカ的ファンクやフュージョンの超絶技巧を、一般的なポップソングの中へ持ち込んでしまったからです。

Marcus MillerやStanley Clarkeとの違い

マーカス・ミラーやスタンリー・クラークは、どちらかと言えば“ジャズ・フュージョンの達人”です。音色も非常に洗練されており、大人っぽい余裕があります。

一方、マーク・キングはもっと攻撃的です。

とにかく走る。前へ出る。休まない。しかも粒立ちが異常に細かい。

特に16分音符の連打感は、かなり独特です。

マーカス・ミラーが“重心の低いグルーヴ”なら、マーク・キングは“高速回転するグルーヴ”。

この違いがあります。

だから同じスラップでも、聴いた瞬間かなり印象が違うのです。

「マシンガン・スラップ」と呼ばれる超高速16分連打

マーク・キング最大の特徴が、通称「マシンガン・スラップ」です。

16分音符を異常な速度で叩き込み続けるスタイルで、サムピング、プル、ハンマリング+プリングや左手のゴーストノートを駆使して超高速で混ぜ込んでいきます。

しかも音の粒が揃っている。ここが怖い。

普通、速くなるほど演奏は雑になります。しかし彼の場合、速いのに妙に整理されているのです。

だから聴きやすい。でもコピーすると地獄。

多くのベーシストがここで絶望します。

ベースなのにパーカッションの役割まで担っている

マーク・キングの演奏をよく聴くと、ベースなのに“打楽器”のような役割を果たしています。

これはドラマー出身の影響がかなり大きいでしょう。

単に音程を弾くだけではなく、ノリや跳ね方までベースで作っています。

つまり彼のベースは、「低音楽器」というより、「巨大なリズムマシン」なのです。

しかもそれを、生演奏でやっている。だからライブ映像が異様に強いわけです。


左手スラップやハンマリングを混ぜた異常な運指

マーク・キングのプレイをスロー再生すると、
右手だけでなく左手もかなり忙しいことが分かります。

ハンマリングや左手で叩きつけるようなゴーストノートも右手のサムピングと同じぐらい多く入る。

その結果、単に右手のサム、プルだけのスラップよりも多くの色が演出されることとなり演奏が異様に立体的になります。

しかも本人はかなり自然にやるので、初心者は「なんか速い、ノリが凄い」で終わってしまう。

ですが、練習を積んだベーシストほど冷や汗をかきます。「あれ、何をやってるのか分からない…」となるからです。

「歌いながら成立している」のが本当におかしい

ここは何度でも強調したいポイントです。色々ベースプレイの凄さを書いてきましたが、マーク・キング最大の異常性は、「これを歌いながらやっている」ことです。

しかも歌が片手間ではありません。音楽チャートの上位にランクインする程にはしっかりボーカルとして成立している。

普通、スラップは集中力をかなり消耗します。

それなのに、

  • 高速16分
  • グルーヴ維持
  • ボーカル
  • ライブパフォーマンス

全部同時にやる。正直、意味が分かりません。

だから海外ベーシスト界隈では、“人類なのか怪しい人”と冗談混じりに驚かれることすらあります。

なぜプロベーシストほどマーク・キングを恐れるのか?

一般リスナーは、

「なんか上手いな」

で済むことがあります。

しかし、プロや上級ベーシストほど顔が引きつります。

理由は単純です。

“ごまかしが効かない演奏”だからです。

例えば、

  • タイム感が少しズレる
  • 16分が乱れる
  • ゴーストノートが弱い
  • 右手が疲れる

だけで、マーク・キングっぽさは一気に崩れます。

つまり彼の演奏は、
基礎能力の集合体なのです。

だから難しい。

しかも曲中ずっと続く。

結果として、

「一番真似したくないベーシスト」

扱いされることもあります。

ドラマー出身だからこその独特なグルーヴ感

マーク・キングの演奏には、独特の“跳ね感”があります。

これは一般的なベーシストの発想と少し違います。

低音を支えるというより、
リズムそのものを前へ押し出している。

かなりドラム的です。

特にハイハット的な16分の刻み感が強く、
ベースなのにドラムのような推進力があります。

だからレベル42は、
普通のファンクともまた違う。

“走っているのに気持ちいい”

という不思議な感覚があるのです。

レベル42が“ベースが前に出ているのにポップ”という奇跡

普通、ベースがここまで主張すると、
音楽はかなりマニアックになります。

しかし Level 42 は違いました。

曲がちゃんとポップなのです。

メロディはキャッチーで、
サビも覚えやすい。

なのにベースだけ異常。

このバランス感覚こそ、
レベル42最大の凄さかもしれません。

だからこそ今聴いても古臭くなりにくい。

テクニックだけで終わらず、
“ちゃんと音楽として気持ちいい”のです。

使用機材から見るマーク・キングの個性

右親指にテーピングを巻く理由

Mark King のライブ映像を見ると、多くの人が気付くのが“右親指のテーピング”です。

あれは単なるファッションではありません。

1981年のオランダツアー中、高速サムピングを続けた結果、親指関節付近を切って痛めてしまったことがきっかけだと言われています。

つまり、

「普通の人間の耐久限界を超えるレベルで叩いていた」

ということです。

それ以降、指の保護のために演奏時は常にテーピングを巻くようになったそうです。

このエピソードだけでも、彼のプレイスタイルがいかに肉体的だったか分かります。

マーク・キングの演奏は、単なる技巧ではありません。

かなりスポーツ寄りです。

超細ゲージ弦が生み出す独特のスピード感

マーク・キングは、

  • 1弦:030
  • 2弦:050
  • 3弦:070
  • 4弦:090

という、かなり細いゲージの弦を使用しています。

一般的なベース弦と比べてもかなり細めです。

これは彼の超高速プレイと大きく関係しています。

弦が細いほどテンションが下がり、
軽い力で速く動かせるからです。

もちろんデメリットもあります。

普通は細すぎると低音の迫力が弱くなったり、
音が暴れやすくなったりします。

しかしマーク・キングの場合、
右手の圧倒的なアタックとリズム感によって、
逆に独特の“バチバチ感”へ変換されています。

このスピード感は、
かなり彼特有のものです。

Status Graphite のグラファイトベースとの関係

現在のマーク・キングと言えば、
やはり Status Graphite のイメージが非常に強いです。

特にグラファイトネック特有の、

  • 立ち上がりの速さ
  • 音の輪郭
  • ハイの抜け
  • コンプレッション感

は、彼の超高速スラップとかなり相性が良い。

普通の木製ネックでは、
あそこまで粒立ちが揃いにくい部分があります。

また、見た目にもかなり未来感があります。

1980年代当時、
あのサウンドとビジュアルはかなり衝撃的だったでしょう。

マーク・キングの“機械的な精密感”は、
Status Graphiteの存在によってさらに完成されたのかもしれません。

過去に使用していた Alembic や JayDee

現在ほど有名になる前、
マーク・キングは Alembic や JayDee のベースも使用していました。

特にJayDeeは、
彼の初期サウンドを語るうえでかなり重要です。

あの“バキッ”と前へ出るスラップ感は、
初期JayDee時代の印象がかなり強い。

またAlembicは、
高級ハイエンドベースの代表格として知られています。

つまり彼は昔から、
かなり“音の輪郭”を重視していたのでしょう。

マーク・キングの演奏は、
音数が非常に多いです。

そのため、一音一音が埋もれない楽器が必要だったのだと思われます。

アンプ遍歴から分かるサウンドへのこだわり

アンプについても、
マーク・キングはかなり特徴的です。

近年では、
Ashdown Engineering のシグネイチャーモデルを使用。

最近では TC Electronic も使用しています。

さらに過去には、
Trace Elliot のアンプも使っていました。

ここで共通しているのが、

「輪郭がハッキリしている」

という点です。

マーク・キングのプレイは、
とにかく情報量が多い。

ゴーストノートも大量に入ります。

そのため、モコモコした音だと潰れてしまう。

だから彼は昔から、
アタック感や音抜けをかなり重視していたのでしょう。

初心者こそマーク・キングを聴くべき理由

「速く弾く人」ではなく“グルーヴの化け物”だから

マーク・キングを単なる速弾きベーシストだと思ってしまうと、本質を見失います。

本当に凄いのは、
あれだけ弾いているのに“気持ちよく聴こえる”ことです。

速いだけなら、
現代にはもっとテクニカルなプレイヤーもいます。

しかしマーク・キングは、
速さがグルーヴへ変換されている。

だから身体が勝手にノってしまうのです。

これはかなり特殊です。

単なるテクニックでは、
こうはなりません。

テクニックだけではレベル42にならない

ここも重要なポイントでしょう。

実際、マーク・キング風フレーズをコピーする人はたくさんいます。

ですが、
“レベル42っぽさ”まで再現できる人はかなり少ない。

なぜなら必要なのは、

  • スラップ技術
  • リズム感
  • バンドアンサンブル
  • ポップセンス

全部だからです。

単純に難しいフレーズを弾くだけでは、
レベル42になりません。

あの独特な爽やかさと疾走感まで含めて、
初めて成立する音楽なのです。

バンド全体で聴くと凄さがさらに分かる

マーク・キングを理解するなら、
ベースだけを聴くのは少しもったいないです。

むしろバンド全体で聴いた方が凄さが分かります。

なぜなら、
あれだけ弾いているのに“邪魔していない”からです。

普通なら、
ベースが前へ出すぎると歌が埋もれます。

ですがレベル42は、
ちゃんとポップソングとして成立している。

ここが本当に異常。

マーク・キングは、
暴れているようで実はかなり計算しています。

だから何度聴いても気持ちいいのです。

ベースの役割そのものへの価値観が変わる

マーク・キングを聴くと、

「ベースってこんなに前へ出ていいんだ」

と驚く人も多いでしょう。

特に初心者ほど、
ベースを“地味な裏方”だと思いがちです。

しかし彼は違います。

ベースが主役級に暴れている。

なのに曲が成立している。

これはかなり衝撃です。

実際、
彼に影響を受けてベース観が変わったプレイヤーは非常に多いと言われています。

まず聴くべきレベル42のおすすめ楽曲

初めて聴くなら、
まずは以下の曲がおすすめです。

  • 「Love Games」
  • 「The Sun Goes Down」
  • 「Mr. Pink」
  • 「Lessons In Love」
  • 「Hot Water」
  • 「Running In The Family」

特にライブ映像がおすすめです。

音源だけでも凄いですが、
映像になるとさらに意味が分からなくなります。

「なんで歌えてるの…?」

となるはずです。

「海外では超有名なのに日本では知られていない」最後の巨人かもしれない

現在はYouTube時代になり、
世界中の超絶プレイヤーを簡単に見られるようになりました。

しかし逆に、
マーク・キングのような“昔から完成していた怪物”は、
若い世代ほど見落としやすくなっています。

特に日本では、
ジャコやマーカスほど名前が浸透していない。

ですが実際には、
海外ベーシスト界隈での評価はかなり高いです。

だからこそ今、
改めて再評価される価値があるのでしょう。

一度ハマると、
「なんで今まで知らなかったんだ…」
となるタイプのベーシストです。

まとめ|マーク・キングは“知る人だけが知る怪物ベーシスト”

なぜ今あらためて再評価されるべきなのか?

Mark King は、単なる80年代の名ベーシストではありません。

今見ても普通に異常です。

むしろ現代の方が、
彼の凄さを理解しやすい部分すらあります。

YouTubeでライブ映像を簡単に見られるようになり、

  • 歌いながら
  • 超高速スラップを維持し
  • 曲全体のグルーヴを支配し
  • しかもポップとして成立させている

という“意味不明さ”が可視化されたからです。

特にベース経験者ほど、
途中から笑ってしまうと思います。

「いや、これは無理だろ…」

となるからです。

それほどマーク・キングは、
総合力がおかしい。

だからこそ今、
再評価されるべき存在なのでしょう。

ジャコやマーカスの次に触れるべきベーシスト

日本では、

  • Jaco Pastorius
  • Marcus Miller

を入口にベースへハマる人が非常に多いです。

もちろん、それは素晴らしい流れです。

ですが、その次にぜひ触れてほしいのがマーク・キングです。

なぜなら、
彼は“別方向の完成形”だからです。

ジャコは自由でメロディアス。
マーカスは重厚で洗練されている。

一方マーク・キングは、

「暴れているのに完璧にポップ」

という唯一無二の存在です。

しかもドラマー的発想まで混ざっている。

だから聴けば聴くほど、
他のベーシストと少し違うことに気付きます。

一度ライブ映像を見ると価値観が変わる理由

正直、
マーク・キングは文章だけでは伝えきれません。

やはりライブ映像が強すぎます。

特に、

  • 右手の動き
  • 左手の暴れ方
  • 16分の安定感
  • ボーカルとの同時進行

を実際に見ると、
かなり衝撃を受けます。

しかも本人は、
わりと涼しい顔でやる。

ここがまた怖い。

“限界ギリギリ感”ではなく、
普通に成立してしまっているのです。

だからこそ、
海外ベーシスト界隈では昔から特別視されてきました。

「コピーした瞬間にヤバさが分かる人」

だからです。

レベル42は“ベーシスト向け音楽”では終わらない名バンドだった

ここも非常に重要です。

レベル42は、
決して“ベースオタク向けバンド”ではありません。

実際には、

  • キャッチー
  • 爽やか
  • おしゃれ
  • 聴きやすい

という大衆性も持っています。

だからこそ凄い。

普通、
あれだけベースが暴れていたら、
音楽はもっとマニアックになります。

ですがレベル42は、
一般リスナーでも楽しめる。

これは本当に異常です。

そして、その中心にいたのがマーク・キングでした。

日本ではまだまだ知名度不足かもしれません。

ですが海外では、
彼は間違いなく“伝説級”のベーシストとして扱われています。

もし、

「ジャコやマーカスは聴いた」
「スラップをもっと深く知りたい」
「本当にヤバいベーシストを探している」

のであれば、
マーク・キングとレベル42は避けて通れない存在でしょう。

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